みなさんこんばんは。
今回はやり抜く人の9つの習慣を読んだ感想です。
(2017年出版)
世界一の選手になるためには、やり抜く力が必須だと思っています。そのためのヒントがあると思っているので、本書を読むことにしました。同じ著書のやってのけるという本を持っているのも、購入した理由の1つです。
以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。
著者は?
著者はハイディ・グラント・ハルバーソン氏です。
社会心理学者で、コロンビア大学モチベーション・サイエンス・センター副長です。
著書に、やってのける、だれもわかってくれないなどのベストセラーがあります。
翻訳は林田レジリ浩文氏です。気に入った本を自ら売り込み出版するスタイルの異色翻訳者です。
訳書に、オレなら、3秒で売るね!、逆境を生かす人 逆境に負ける人などがあります。
印象に残った内容は?
本書は、やり抜く人の9つの習慣ということで、9つのやり抜く習慣について簡便に書かれています。100ページ強なので、簡単に読めました。
if-thenプランニング
if-thenプランニングに絶大な効果がある理由は、この手法が強く脳に訴えかけるからです。つまり脳は「XならY」という文章を記憶しやすいのです。
このif-thenプランニングは非常に効果があると感じました。
例えば、わかりやすいのが、16時になったらAという仕事をするといった時間で管理する方法です。
時間を越して別のことをやることも減り、決まった仕事を確実にでき、有用な方法だと思いました。
引き寄せの法則の落とし穴
「引き寄せの法則」が役に立つ場合がひとつだけあります。それは目標を達成したくないときです。オーバーに言っているのではありません。「引き寄せの法則」は「失敗の鉄則」と断言してもいいくらいです。
有名な引き寄せの法則ですが、実は失敗の法則でもあるようです。
ポジティブに考えることは重要です。しかし、楽観的に考えると努力せずに、何も物事が進まなくなります。
本書で進めているのは、現実的な楽観主義者になることです。きちんと計画を立て、目標に向かい、簡単に目標は達成できないことを理解することです。
これができれば、困難な目標の達成率も上がるとのことです。
失敗してもいい
「失敗してもいい」「失敗なんて何でもない」と考えると、実際に失敗する確率は大幅に低くなるという研究結果があります。
5章に書かれている言葉です。
目標には、証明ゴールと成長ゴールの2種類があります。証明ゴールは自分の能力を証明するための目標、成長ゴールは自分の能力を伸ばそうとする目標です。
証明ゴールは目標の難易度が高いと、逆効果になる可能性があります。能力を発揮することを阻害する最大の要因は不安感です。つまり、失敗していいと思うことは、能力の発揮につながります。
原因を何のせいにするか
「固定的知能観」を持つ人は「うまくいかないのは自分に能力がないせいだ」と考えます。そして「私は向いていない」と考えるのです。〜中略〜
一方「拡張的知能観」を持つ人は「努力不足だった」「戦略を間違えた」「プランを練らなかった」などと自分の努力や行動のせいにします。
やり続けることができる人との大きな違いは、自分に才能がないと思うか、やり方に原因があると思うかです。
人間の能力は高く、私はやればなんでもできると思っています。
母の口癖は、「できない」「無理」ですが、私はそんなことないと思います。やれば何事もできると思います。目標を投げ出したくなった時は、やり方を疑うのが重要です。自分でコントロールできることに原因があると思いましょう。
意志力を鍛える
自分が達成したい目標に取り組むことで、同時に意志力も鍛えることができるのです。
研究によると、特に意志力を高める結果があったのは、次の例のようなものです。
- 好きなスイーツを食べるのをやめる。
- 汚い言葉を使うことをやめる。
- 利き手ではない方の手を使って生活する。
- 「私は」で話すことをなるべく避ける。
結論としては、何でも意志力を鍛えることができるようです。
実は、やってのけるの本でもこれについて書かれていたと思います。今、利き手でない手を使って生活していますが、なかなか大変です。歯磨きも最初はうまくできませんでしたが、少しずつうまくできるようになりました。
こういった簡単なことでも行い、意志力を鍛えたいですね。
アクションプラン
私がこの本を読んでやるべきことを書きたいと思います。
- if-thenプランニングを活用
- 失敗を許容する
- 拡張的知能観を持つ
if-thenプランニングを活用
AになったらBをするというif-thenプランニングを積極的に活用したいですね。今は時間でやることを区切っています。また、急な連絡が来たら、Bをやるなど、状況によっても使えるので、if-thenプランニングを使う幅を広げたいと思います。
失敗を許容する
失敗をしてもいいと思うことは、難易度の高いことを達成するためには必要な考えです。失敗を許容できる考えを持ちたいと思います。
拡張的知能観を持つ
- 目標をやり抜く人は、才能が原因だと考えません。やり方に問題があると考えます。
- 私もそれに倣い、種々の目標を成し遂げたいと思います。
感想
本書では、やり抜く人の9つの習慣として、非常に簡便に書かれています。
簡単に9つの内容を以下に書きます。
- 目標を具体的に考える
- 行動計画を立てる
- 目標と現在の差を意識する
- 現実的楽観主義者になる
- 成長することに集中する
- やり抜く力を持つ
- 意志力を鍛える
- 自分を追い込まない
- やるべきことに集中する
どれも簡単に書かれており、実施するのも難しくないと感じました。
100ページ強の内容なので、病院の待ち時間など、少し空いた時間でも素早く読めます。
かなりの良書だと思ったので、目標達成できない人、簡単に目標達成技術を知りたい人にはおすすめの本です。