ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来(上)を読んだ感想

みなさんこんばんは。

 

今回はホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来(上)を読んだ感想です。

かの有名なサピエンス全史 文明の構造と人類の幸福を書いたユバル・ノア・ハラリ氏が次に書いた本なので、興味を持っていました。前著のサピエンス全史は読んでいませんが、読むこととしました。

 

以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。

 

 

著者は?

著者はユバル・ノア・ハラリ氏です。

ユバル・ノア・ハラリ氏はエルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えている人物で、前著のサピエンス全史 文明の構造と人類の幸福はベストセラーとなりました。

 

印象に残った内容は?

本書では、人間の歴史を語り、今までに病気や食料問題を克服した人間の英知について話し、他の動物たちとの例も含めて、人間の行ってきた歴史について書いています。

 

幸福に対する権利

医療制度も同様だった。十九世紀末から二十世紀の初めにかけて、フランス、ドイツ、日本のような国は一般大衆に無料の医療措置を提供し始めた。幼児のための予防接種、児童のためのバランスの取れた食事、少年少女のための体育に、国家が資金を出した。不衛生な沼地を干拓し、蚊を撲滅し、集中方式の下水設備を建設した。目的は国民を幸せにすることではなく、国をもっと強くすることだった。

健康保険ですが、軍隊に健康的な人間を配置するためのシステムの一つに過ぎませんでした。

当時、国が国民のために始めたのかと思っていたのですが、良質な人間を軍隊にストックするための一つの方法だったのですね。これは知りませんでした。

 

誰かブレーキを踏んでもらえませんか?

選別と取り換えの後に続く可能性のある次のステップは、修正だ。致命的な遺伝子を修正することがいったん可能になってしまえば、わざわざ他人のDNAを挿入するまでもないではないか。なにしろ、たんに遺伝子コードを書き換え、変異を起こした危険な遺伝子を無害な遺伝子に変えられるのだから。だがその後、私たちは同じメカニズムを使って、命取りになる遺伝子ばかりでなく、致命的である度合いが低い疾患や、自閉症、知的障害、肥満などを引き起こす遺伝子を直し始めるかもしれない。

これについては非常に問題が難しいと思います。

自分の子供は優秀な方が良いですから、先にその可能性はなるべくなら取り除いてあげたくなるのが親心だと思います。

 

中国で2018年にゲノム編集技術であるCRISPER-Cas9を使用し遺伝子改変をした受精卵から、双子を誕生させたニュースがありました。

以前の職場でもCRISPER-Cas9の話は聞いており、それぐらいメジャーな技術になっていることを知っていました。つまり、近い将来には、もっと身近になることでしょう。これについては議論を進め、納得でき、なおかつ生まれてくる子供に負担のないような指針が、技術の進歩とともに定まっていけば良いとは思います。

 

祖先の欲求

今日、工場式農場のメスブタの大半は、コンピューターゲームはやらない。人間の主人によって、たいてい幅六〇センチメートル、奥行き二メートルほどの狭い妊娠ブタ用檻に押し込められている。金属の棒でできたクレートの床はコンクリートで、妊娠中のブタは向きを変えることも、横たわって寝ることもできない。歩くことなどは問題外だ。

多くの国では、このようなシステムによって養豚が進められています。

本書では、写真で実際の様子が掲示されているため、衝撃的でした。

見ていて、漫画約束のネバーランドを思い出しました。

簡単に話すと、鬼に食料として人間が養殖されている話です。

同じことを人間が行っていますが、養豚などの養殖は人間社会にとって必要なものなので、養殖の対象の動物の生活が担保されることが、動物の安寧に伝わるぐらいしか自分は想像することができませんでした。

 

チャールズ・ダーウィンを怖がるのは誰か?

二〇一二年のあるギャラップ世論調査によると、ホモ・サピエンスが神の介入をいっさい受けずに、自然選択だけによって進化したと考えるアメリカ人はわずか一五パーセントしかおらず、三二パーセントが、人間は何百万年も続く過程の中で、先行する生き物から進化したかもしれないが、神がそのショー全体演出したと主張し、四六パーセントが、まさに聖書に書かれている通り、過去一万年間のある時点で、神が人間を現在の形で創造したと信じているという。大学で数年学んでも、こうした見方には全く影響が出ない。

意外な結果でした。本文後にも、大学卒業生の46パーセントが聖書の創造物語を信じているのに対し、人間が神の影響を受けずに進化したと考える人は14パーセントしかいなかったそうです。

これだけテクノロジーが発展した中で、いまだに聖書を信じている人が、先進国のアメリカで多いのは驚きました。キリスト教の国ではそれが普通なのでしょうか。キリスト教といえば処女信仰があり、婚前交渉はご法度でしたが、時代とともに性の解放が進み、今ではそれほど禁止的な考えはないかと思います。それでも、一方で聖書は信じているというのにという状況に違和感を覚えました。

私自身歴史が好きなので、聖書といえば、どうしても人を管理するための改竄したルールブックではないかというイメージがあります。家に宗教家の人がよく訪問しますが、その人は、聖書の文言が石に刻まれているため、予言して聖書は書かれたと言いますが、どう考えても、後から統治者が歴史に沿って予言として歴史を書いていったとしか私には思えません。実際の真実が気になります。そして現代に預言者がいないので、昔もいなかったと思っているのですが、どうでしょうか。

 

賢い馬

人類はその後の二万年間に、石を先端につけた槍でマンモスを狩る段階から、宇宙船で太陽系を探索する段階まで進んだが、それは進化のおかけで手先が器用になったり脳が大きくなったりしたからではない(今日の私たちの脳の方が、じつは小さいらしい)。むしろ、私たちの世界征服におこえる決定的な要因は、多くの人間どうしを結びつける能力だった。

人間がなぜここまで栄えたかの本質です。

私自身、人間が栄えた理由は手先が器用で道具を作ったからだと思いましたが、人間同士を結びつける能力が強さだったようです。

それは、集団であったり、法律であったり、家族愛だったりでしょうかね。

ただ、歴史を見ると、うまく協力した方が戦争で勝っていると証明されています。

 

感想

面白くはあったのですが、読みやすくはありませんでした。

歴史は好きですが、本書は話す内容ごとに歴史に沿って話しているので、時代が行ったり来たりするのと、難しい言い回しのため、中々に難解でした。

 

それでも、人間の歴史のトピックを知ることができ、私自身理解力があればより面白く読めただろうなと思いました。

基本的に、人類の歴史と、人類の考え方や生き方について書かれており、歴史や哲学書を含んだ内容に感じました。

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