マンガでわかるバフェットの投資術を読んだ感想

みなさんこんばんは。

 

今回はマンガでわかるバフェットの投資術を読んだ感想です。

(2021年出版)

 

株の投資術を学び、資金形成をするために読むことにしました。

なお本書籍は、Amazon Primeの会員であれば、Kindleで無料で読むことができました(2021年10月14日現在)。
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以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。

 

 

著者は?

総監修は濱本明氏です。

日本大学商学部教授です。財務諸表を利用して長期投資をするバフェット氏の投資術に共感しており、常に動向を追っています。

著書に、仮想通貨法の仕組みと実務があります。

 

印象に残った内容は?

漫画でバフェット氏の人生を振り返りつつ、バフェット氏の投資術の肝がわかりやすく紹介しています。

 

バフェットの教訓

  1. 買ったときの株価にこだわらない
  2. 目先の小さい利益にとらわれない
  3. 極力他人のお金では運用しない

ポイント

  • 一時的な上下で一喜一憂しない
  • 目標価格に達するまでは売らない
  • 取引後は勝ち負けの理由を分析する

これは、バフェット氏の経験に基づく、投資の教訓です。

バフェット氏が11歳の時に、38ドル25セントだった株を40ドルで売却したら、202ドルに株価が上がってしまう経験をしました。また当時、姉と共同で株を買い、27ドルに下がった時に、毎朝文句を言われたという経験をしました。

ちなみに後にワシントン・ポストの株が購入当初から25%値下がりした際に、保有し続け12年後には初期投資の20倍になったこともあるそうです。

上記バフェット氏の教訓は生かしたいと思います。特に3番については重要に感じます。

実は、母の資金で仮想通貨を運用するように言われているのですが、人の資金を運用するとストレスが溜まります。母に、私の投資運用の全てを真似をすると言われ、私の判断が母の資金へも影響すると思うと非常にストレスです。判断も極端に保守的になったと感じています。

バフェット氏も、11歳の時に同様の経験をしております。姉からどうだと毎朝言われるのは、非常にストレスだったと思います。本書籍でも、人の資金は下がった際にも、冷静に保持するという判断がしにくいとあります。

人の資金を運勢する際は判断が難しいということが私も体験でよくわかります。母との物理的距離を変えたり、将来的にも信用取引はしないようにしたいと思いました。

 

バリュー投資

  1. 適切な事業規模か
  2. 財政状況は健全か
  3. 収益は安定しているか
  4. 配当はあるか
  5. 収益の伸びはどうか
  6. 株価収益率は妥当か
  7. 株価純資産倍率は妥当か

バフェット氏の恩師グレアム氏の投資法です。

バフェット氏の投資法の85%はグレアム氏の影響にあるそうです。

このバリュー投資ですが、私が最近読んでいる貯金40万円が株式投資で4億円という書籍でも、著者のかぶ1000氏が紹介していました。

 

かぶ1000氏は、バリュー投資をさらに昇華させていましたが、それでもグレアム氏のバリュー投資を学ぶ価値はあると思いました。

今後の株式投資の参考にしたり、グレアム氏の著書も読んでみようと思いました。

ちなみに下記かぶ1000氏のブログも面白いと思います。珍しい経歴です。社会には出ず、中学2年生から株を始めている専業トレーダーの方です。

楽天ブログ

中学2年(1988年)から株式投資を始め、専業投資家歴33年目になりました。2019年7月16日に累積利益4億円突破。投…

 

企業への投資方針

  1. 事業内容が単純明快であること
  2. 安定した業績を誇っていること
  3. 今後も成長が期待できること

バフェット氏の企業に対する指針です。フィッシャー氏の定性分析とグレアム氏の定量分析を土台に独自の考えを考案しました。

見ると、方針自体も単純明快だと思います。昔から安定していて、何をしているかわかり、今後も期待できる。それだけです。バフェット氏は、ITには投資しないとされていましたが、それはバフェット氏がITに詳しくなく、事業内容が単純明快ではなかったことに起因していると思います。ですが、最近ではアップルにも投資し、さらに日本企業にも投資をしました。それは安定した業績を誇っていることと、今後も成長が期待できることが大きいと思います。

この指針は、定性的には非常にわかりやすい概念だと思います。あとは、定量的にきちんと自分の中で指針を立てることでしょうか。とにかく参考にしたいと思いました。

 

経営者への指針

  1. 合理的な資本配分を行う
  2. 積極的な情報開示を行う
  3. 他社の経営方針を真似しない

バフェット氏の経営者を評価する方針です。

私自身株式会社は見ても、経営者個人を見ることはありませんでした。個人投資家であれど、きちんと社長や上役を見定める必要があるということですね。ディスクロージャー資料を読み込むようにしたいと思います。

 

年次報告書で確認すべき項目

  1. 社長のメッセージ
  2. 会社概要
  3. 主要事業
  4. 資産や負債の推移
  5. 経営者の顔ぶれ

これはバフェット氏自身ではなく、総監修を務めた濱本明氏の助言だと思われます。

私自身、年次報告書など、精査すべき情報はほとんど確認していませんでした。今回、記載の内容は、最低限確認したいと思いました。

 

アクションプラン

私がすべきことを書きたいと思います。

まずは、投資すべき会社のスクリーニングです。以下の項目に注意を払って選別したいと思います。

  1. 事業内容が単純明快
  2. 安定した業績を誇っていること(20年黒字)
  3. 今後も成長が期待できること
  4. 適切な事業規模か(社員数と事業規模)
  5. 財政状況は健全か
  6. 収益は安定しているか(大きな災害以外でばらつきがないか)
  7. 配当はあるか
  8. 収益の伸びはどうか
  9. 株価収益率は妥当か
  10. 株価純資産倍率は妥当か
  11. 経営者は敏腕か

他に細かいところでは、PERなどもきちんと確認していきたいと思います。まずは、スクリーニングして、候補会社の詳細な報告書を読み、投資先を決めたいと思います。

 

2つ目ですが、書籍を読むことです。

本書巻末に参考文献が載っていました。記載されていたグレアム氏の賢明なる投資家フィッシャー氏の株式投資で普通でない利益を得るは読みたいと思います。

 

 

感想

バフェット氏の人生を漫画で振り返ることができ、ものの1時間で読むことができます。バフェット氏のターニングポイントなど、なんとなくですが理解できました。

ですが、投資法については一筋縄ではいかないと思いました。あくまで今回紹介していたのは海外でのバフェット氏がどのように人生を送ってきたかです。日本という場所や時代が違うため、全く同じようにしてもうまくいかないと思います。私の人生習慣に合う方法を、バフェット氏の方法を参考に見つけていきたいと思います。

先述しましたが、巻末に何冊かの書籍が紹介されています。その中にも、バフェット氏関連の書籍が紹介されているので読みたいと思いました。

タイトルとして、億万長者を目指すバフェットの銘柄選択術ウォーレン・バフェット 巨富を生み出す7つの法則などに興味を惹かれました。

 

とにかく、今まで報告書や決算短信の確認は怠っていたので、これを機にしっかり読み込みたいと思いました。