みなさんこんばんは。
今回はまんがでわかる7つの習慣を読んだ感想です。
人生の啓発本として知られる7つの習慣を簡単に理解することを期待して読みました。
著者は?
7つの習慣の著者はスティーブン・R・コヴィー氏です。ユタ大学、ハーバード大学経営大学院で学んだ後、教職を経て7つの習慣などのリーダーシップ論を提唱した人物です。
まんがは小山鹿梨子氏が担当されています。最近では、小説版まんがでわかる7つの習慣の挿絵なども担当されているそうです。
監修はフランクリン・コヴィー・ジャパンが担当しています。7つの習慣をベースにしたセミナーや研修を実施する会社です。
印象に残った内容は?
「インサイド・アウト」で世界を見る
他人の言動を見て「間違っている」と、つい批判したくなるときがある。だが、本当は相手の方が正しいのかもしれない。人は誰しも、過去の経験や知識を参照して世界を見ている。どんなに「自分は客観的な人間だ」と信じる人でも「事象を自分が見たいように見ている」という呪縛からは逃れられない。~中略~
自分の内面(インサイド)、つまり考え・見方・人格・動機が原則に合っているかに気をつけ、行動を変える事で結果を引き寄せようとする意識が大切だ。この姿勢を「インサイド・アウト」といい、コヴィーは7つの習慣の前提として重要視している。
自分の外に原因を求めず、自分の内に機会を見出そうということです。
外に原因を求めると苦しいだけなので、まずは内に原因を考えたほうが、心の平穏も保ちやすそうです。
迷ったときは「原則」に立ち返って選択する
あなたの生きる「価値観」は何か。物ではなく、もっとも大切にしたい価値観を生活の中心に置こう。そうすることで、自分らしい人生の目的も具体的に見えてくる。このとき大切なことは、価値観が原則に基づいているかどうかだ。
これは、会社の経営理念とかにも同様ですね。
どんな仕事をするかといった時に、経営理念に合わせて事業を展開すると思います。
人生も同様で、自分の中でブレない価値観を持ち、その価値観に応じて物事を展開していくと、一貫した人生を歩めそうです。
「時間を管理する」ことが成長を妨げる
第3の習慣は「最優先事項を優先する」。ありふれた指摘のようだが、実は多くの人がその意味を誤解している。それは「時間を管理する」という発想にとわられてしまっているからだ。
行動の順序を変えるものとして、人間の活動を重要度・緊急度で分類した4領域で整理する方法があります。
7つの習慣では、第Ⅱ領域の緊急ではないが重要なことを増やすことが成長の鍵になると言っています。
私も前の会社で如何に勉強が大事か痛感したので、緊急ではないけど重要な勉強を毎日の習慣にしたいと思います。
予定をこなすことが目的ではない
急ぎの用事から対応する人生は、常に時間に振り回されて終わる。だが、優先順位に基づいて毎週を計画し、実行する力を育成すれば、自分の人生を生きることができる。
これも先ほどと似ているのですが、予定していた作業することが大事ではなく、価値観で重きを置いた内容の作業をすることが重要になります。
つまり予定に振り回されずに、自分の価値観で重要な作業をすることが必要です。
「自分の場合」に当てはめて聞くことをやめる
「自叙伝的反応」とは、人の話を自分の経験で解釈したり、評価しようとする聞き方。自分の人生の物語(自叙伝)を参照しながら、人の話を聞いてしまう態度のことだ。自叙伝的反応で聞く人は、人が悩みを打ち明けると、つい「私もそうだったから、君もこうしなよ」と自分語りを始めてアドバイスする。これだと「相談に乗ってあげた」と自分は満足できるが、肝心の相手は「私の話を聞いてくれた」と感じない。「私のいまの気持ちを分かち合ってくれた」とはとても思えないからだ。
さらにコヴィーは傾聴上達のための4つのステップを紹介しています。
- 話の中身を繰り返す
- 話の中身を自分の言葉に置き換える
- 相手の感情を反映する
- 自分の言葉に置き換えつつ、感情を反映する
これは聞くとなるほどと思いますが、人間関係が良好な人がやっているとも感じました。
人付き合いではこれを意識してできたらいいなと思います。
感想
日本の素晴らしい文化に漫画があります。
漫画は難しい物事も、比較的楽に学ぶことができます。
有名なビジネス本に7つの習慣がありますが、本書では漫画で概要を掴むことができました。
漫画内では、そんなこと言うなよとズバッと言う人が出てくるので、どきっとしますが、全体的にはわかりやすい内容でした。
これを参考に、書籍の7つの習慣を読むと、頭に入りやすいのではないかと思いました。
話の聞き方が特に参考になりました。