モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書を読んだ感想

みなさんこんばんは。

 

今回はモチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書を読んだ感想です。

 

やる気を出すことが人生の生産性で最も重要だと思っているので、モチベーションという言葉に魅力を感じ読むこととしました。

 

以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。

 

 

著者は?

著者は尾原和啓氏です。

日本の執筆家・IT批評家です。

マッキンゼー・アンド・カンパニーに入りNTTドコモの「iモード」立ち上げを支援後、リクルートでネットベンチャーのケイ・ラボラトリー、サイバード、オプト、Google、楽天の執行役員などを経て現職の藤原投資顧問シニアアドバイザーのようです。

 

印象に残った内容は?

本書内容としては、ミレニアル世代(1980~1996年)に生まれた人(本書籍中では乾けない世代)が何故、団塊の世代のように働けないかについて説明し、偏愛を持つこと、他人の強みを生かすこと、これからの働き方について紹介しています。

モチベーションの持てない若者が読んでも良いですし、「ミレニアル世代がよくわからん」という年配の人が読んでも面白いと思います。

 

人の幸せは5種類

  • 快楽
  • 没頭
  • 良好な人間関係
  • 意味合い
  • 達成

マーティン・セリグマン氏が唱えた「人の幸せは5種類に分けられる」という話です。

団塊の世代では、達成と快楽が重要だと考えられていました。書籍中では「目標を達成してワインで美女と乾杯」と表現されています。しかし、現代の乾けない世代は、良好な人間関係や意味合いを重視する人が多くなっています。

そのため、やりたいこととやっていることの差が大きく、それにより会社でもやる気がでないのではないかと考えられます。

私自身も、会社で働くことに意味が見出せなかったので、昔の私と同じように感じました。

 

ライフワークバランス

~中略~

これからは、『ライフワークバランス』の時代だ」と言いました。

自分が好きで仕方ないライフワークなら放っておいても24時間、1年中考えていられます。つまり、ワークのなかのライフワークにおける部分をいかに広げていくかが大事、ということです。これは、ライフとワークが別々に独立していた時代が終わりつつあるということを表した言葉でもあると言えるでしょう。

一般的に言われるのは、ワークライフバランスでしたが、時代が変わり、一般的な社長のように公私の境目がなくなってきているように感じます。

つまり、休みも仕事の時も好きなことをやり、それが結果として自身の成長や仕事につながるということです。

私は常々こう感じているので、常に全力でやるべきことをやっていきたいと思っています。

 

感想

モチベーションをどう持てば良いかわからない若者や、そのような乾けない世代の扱いがわからない年配の方が読むと面白い本だと思います。

 

時代が変わり価値観が大きく変わりました。

私の親たちの世代は、物質的に豊かではなかったので、豊かにしようという世代でした。

つまり、目的がはっきりしていました。

 

しかし、私たち乾けない世代では、「ものはすでにあるのでじゃあどうしよう」といった形で、明確な目標がない世代です。

何故なら物質的に豊かなので、物に価値は見出せないからです。

 

そのため、仕事に関しても、「これは本当に必要な仕事なのか」と思うこともあり、継続的に働けない人も多いのではないでしょうか。

ある考えでは、雇用を生み出すためにいらない仕事を生み出しているということで、ヨーロッパでは働かなくても給与を渡すベーシックインカムの試用も始まっています。

そのような時代で、どのように生きれば良いのか、ヒントが本書にはあると感じました。

 

私自身ある程度答えを持っているので、その考えにしたがって生きていますが、自分の中に答えを持っていない乾けない世代の人が読むと参考になることは多いかと思います。