みなさんこんばんは。
今回、人生ほぼ2回目の鮎釣りに行ってきたので記録を書いていきます。
前回の釣行で使った釣竿は、45年近く前のものでかなり重かったです。
ヘルニアの私には厳しかったので、シマノさんの安い鮎竿を購入しました。
今回はその友鮎8.5mを使用しました。
神流川釣行記
準備編
前回の釣行で足りないものがわかったのである程度買い足しました。
2013年の鮎釣りの本に基づいて、仕掛け一式を購入しました。
本によると、ナイロン0.2号が水中糸の基準らしいので、必要そうなものを購入しました。
本当は丸ごとの仕掛けセットが欲しいのですが値段が高いので、天井糸にフロロ0.8号、水中糸にナイロン0.2号、下付けイトにフロロ0.2号とフロロ0.25号 、掛けバリは7号の3本イカリを購入しました。ただ後述しますが、初心者の私にはこれらの仕掛けは厳しかったです。また違うものを購入します。
そして鮎釣りの本も買いました。
2013年の本を読んでいましたが、少し時代遅れだったり、装備が異なっているように感じました。
技術的な話や、接続の詳しい話もないので、他の本は必要だったかと思います。
そこで、全国一に3回輝いた瀬田さんの本と鮎マスターズ34を購入しました。
ようやく竿も届いたので、人並みに釣りができそうです。
竿の長さは8.5mですが、収納された状態でもなかなかの重さでした。
ロッドケースは、タイツのようなもので安そうではありそうでしたが、傷防止にはなるかなという感じですね。
あとはウェーディングシューズが2015年に買ったものでボロかったので、安いながら購入しました。
2~3年持ってくれるとありがたいですね。
全体的な鮎釣りの道具の感想は、ブログ最後で書きました。
釣行編
木曜日に釣りに行きました。
神流川の水位は0.24mでしたが、0.3mぐらいまでは釣りになると思うので行ってきました。
ちなみに次の日も行こうとしたのですが、天野工房さんのブログ(2023年6月16日)で濁りがあるとのことだったので止めました。
朝見た時の水位は0.37mでしたね。
…
当日、朝の神流川の様子です。
万葉の里下の様子です。
若干水量は多そうでしたが濁りもなく、良い感じです。
いつもの場所に行くまでに、大体20人ぐらいいました。
特に南甘16番の小平は人気で、前後の場所併せて平日にも関わらず10人程度いました。
万場に入ってから万場高校まで3人ぐらい、鯉のぼりの会場(南甘10番)下は5人程度に見えました。
いつもの場所は車は1台でした。
おとり鮎を2匹持っていき、川に行きます。
川に降りると、釣り人は3人でした。
今回釣りたかった場所は、先行者のかたがいました。
話を聞くと、「上流で釣ったけど今日は小さいのしか釣れない。降った方がいい」とのアドバイスをもらいました。
ということで、前回釣り人がいた、私にとっての荒瀬で釣ることにしました。
今回助けてくれる叔父がいないので困りましたが、またしても鮎に鼻カンがつけられませんでした。
何故か、鮎の右鼻からどうしても鼻カンが通せず、利き腕ではない右手に持ち替えて、左鼻から入れました。
なんとなくですが、購入した鼻カンセットが少し大きくて、厳しかったのかもしれません。
10時に川に降りましたが、仕掛けの準備に時間がかかり実釣りは10時30分ぐらいからです。
私にとっては荒瀬に見えますが、鮎釣り師の方にはそれほどではないのでしょうか。
画像はこんな感じです。
とりあえず釣り始めますが、手前側の緩い流れではヒットがありません。
前回釣っていた人は荒瀬か?と思い、ナイロン0.2号仕掛けで流心に挑みますが、鮎が流れてダメです。
釣りになりません。
瀬田さんの本では鮎を投げてポイントに送り込むのはアリという話だったので、対岸の岩近くに投げ込むと速攻根掛かり。
川の流れが早すぎるので、なんとか外そうとしてそのままロスト。
囮一匹で頑張りますが、一向に釣れません。
先ほど話した人が「小さいのしかかからなくておとりにならないから下に行く」と言って下流に行き、昼になって戻ってきて「昼を食べに帰る」という間も全く釣れません。反応もなしです。
おじさんと「囮が1匹で厳しい」という話をしたら、「小さい囮をあげようか」と言われたので、「大丈夫です」と言っておじさんが上流に歩いて行った瞬間に根掛かりしました。
対岸でかかったので、竿を石の上に置いたら流れが早くて糸がプッツン。
囮鮎を全て失いました。
ということで、12時10分に一時的撤退。
昼食のパンを食べ、13時前に再開。
これ以上オトリ鮎を失ったら終了ということで、鮎を1匹だけ持っていきました。
川に降りると上流側に1人以外釣り人はいません。
というのも、15時から雨の予報です。
今度は、前回叔父が13匹釣った場所で釣りました。
先ほどよりは流れが弱い場所です。
ですが、先ほど仕掛けがプッツンしていたので準備から始めます。
仕掛けのセッティングばっかりだな・・・と思いつつやる気が出ず目印のマーカーをつけるのを忘れました。
まあどうせ釣れないだろうと思いつつも、仕掛けの位置を見るために竿を思いっきり立てつつ鮎を泳がせるとヒット。
無事鮎を釣り上げることができました。
マーカーをつけないことが良かったですね。
というのも、竿を当たりがとれるほど立てるという概念がなかったのですが、マーカーがなくて糸の位置を把握するために竿を思いっきり立てました。
そのおかげで、普通の人が立てる竿の高さに立てたことで釣れたようです。
ちなみに当たりどころが悪く、1匹目の鮎は肝が出てきて死亡してしまいました。
針をかける位置などもうまくやらないとダメですね。
なんとなく釣るコツがわかったので、岩の近くを狙います。
すると立て続けにヒット。
無事4匹釣れました。
結構大きめの鮎が釣れましたが、先ほどの釣り師が「小さいのしか釣れない」と言っていたのと違う結果でした。
これは場所の違いなのか、仕掛けの違いなのか。
今後考えていきたいと思います。
雨が降ってきたので最後に1匹釣ってから帰ろうと思い、今まで狙った場所で釣ると特大のヒット。
全然持ち上がらないので、下流に竿を持ったまま20mぐらい降ります。
ですが、岩の近くでラインが動かなくなり、少し竿を煽るとプッツン。
3匹目のオトリ鮎を失いました。
まだ続けようかと思ったのですが、雨が強くなり終了です。
釣果は4匹でした。
前回の4倍だったので、個人的には満足でした。
切れてしまった仕掛けを作り直して帰宅です。
雨は結構降っていました。
帰宅途中、小平で1人、鯉のぼり会場付近で3人ぐらいの方が釣っていました。
自分は辞めてしまいましたが、もうちょっと粘っても良かったかもしれませんね。
ちなみにミヤマクワガタをゲットしたので、自宅のクワガタが3匹になりました。
感想
ようやく鮎釣りのコツが掴めました。
前回は8時間釣っていましたが、釣り方が全くわかりませんでした。
しかし、マーカーがなかったことが不幸中の幸いで、竿を思いっきり立てるといいことがわかりました。と言っても、鮎が浮くほど竿を立てると釣りにならないので、鮎が浮かないぐらい竿を立てること、鮎が浮いたときに竿をほんの少し緩めると鮎が沈み、誘いになることもわかりました。
鮎のあたりですが、1匹目はオトリ鮎が野アユに追われハリにかかったのが見えました。
それ以降の4回のあたりは、急激にラインが重くなり、下流に鮎が団子になって流れていきます。
自由を失った鮎が川に流されていくので、あたり自体はわかりやすかったです。
なんとなく今回の泳がせ釣りがわかったので、今後の課題、アクションプランを書きたいと思います。
引き釣り
今回泳がせ釣りで釣れたのですが、今後は引き釣りを覚えないといけないと思いました。
というのも、泳がせ釣りは流れの速くない場所でしか使えないと思います。
午前中は荒瀬で全然釣りになりませんでした。
午後は緩やかな場所で釣れましたが、もし大会に出た時に釣る場所が流れの早い場所では試合にならないと思います。
ナイロン0.2号の仕掛けでしたが、これは引き釣りに向かないと思います。
前回の釣行時に、別の釣り人が重りなしで急流を竿を寝せて引き釣りっぽく釣っていました。
多分ですが、メタルラインか複合ラインだと思います。
鮎マスターズ34の本を見て調べると、優勝者は87年~89年以外は全てメタルラインかと思います。
ということは、基本は引き釣りで釣ることになるかと思います。
私が生まれた1990年の第四回大会からはメタルラインの釣りが主流になったようです。
今日釣ってみて思ったのは、泳がせ釣りだと釣れる場所が少なすぎるという感想です。
私の祖父が鮎釣りを辞めた1996年ぐらいまでの記憶では、竿を立てて釣るのが鮎釣りのイメージでした(25年前を想像すると)。
実際、川に降りると皆竿を寝かしています。
ということで次回は、メタルラインか複合メタルラインを組み込んだ仕掛けを作り、さらに重り有りの釣りや背ばりの釣りも練習したいと思います。
ラインは瀬田さんがオススメしている+鮎マスターズ2022年全国大会および地方大会優勝者のラインを分析して、使われることが多いハイパーエムステージEXおよびメタコンポデュラにしようと思います。
ただメタルラインは、キンク(糸折れ)しやすいので、接続は結ばずに編み込むらしいです。
そのため、編み込み器が必要かなとも思ったのですが、とりあえずは市販の編み込みをそのまま糸に移せるものを使おうと思います。
ハイパーエムステージEXですが、最初比重が1.49だと思っていました。
なんでこれが良いのだろう?フロロと変わらないじゃん。
と思っていたのですが、ダイワのウェブサイトを調べるとなんと比重は14.9でした。
これならば深い場所でも攻められそうです。
次回の釣行が楽しみです。
水中糸ナイロン0.2号
今回これがネックになった気がします。
というのもやはり囮3匹失ったのはデカすぎますね。
と言っても今思うと、切れた部分は、ナイロン0.2号とつけ糸のフロロ0.2号接続部分が2回、ナイロン0.2号部分が切れたのは1回きりでした。
それだと、単純に私の接続方法が良くない気もします。
私は接続が苦手で、接続は片方にチチワを作り、もう片方をクリンチノットで結んでいます。
ですが、この結びは非常に弱いので、今後は瀬田さんのチチワ+ハーフヒッチの接続方法にしたいと思います。
その接続ができるように、とりあえず速攻8の字結びを購入しようと思います。
ナイロンの強みは、泳がせ釣りの時に囮が疲れなかったり、水中糸が軽いため根掛かりしにくかったり、低活性の時に釣りやすいなどあるそうです。
今回2回目の釣りでは、そのメリットは正直わかりませんでした。
次回はメタルラインか複合ラインになるので、違いを感じようと思います。
3本イカリ
前回はそもそも1匹しか釣れなかったのでヤナギが悪いのか、自分の腕が悪いのかはわかりませんでした(多分後者でしょうが)。
ですが、今回の3本イカリはかなり良かったです。
鮎マスターズを見ると、最近の針は6.5号~7号の4本イカリ優勝者が多いです。
瀬田さんによると、鮎釣り初期は5.5号ぐらい、中期で6.5号前後、終盤は7.5号ぐらいが良いようです。
初めてのシーズンでわかりませんが、鮎の鱗がシーズン終盤になるにつれ固くなるそうですね。
初期は柔らかいので4本イカリ、中期以降は3本イカリ、終盤は3本イカリおよびヤナギが良いそうですね。
次回までに準備できれば、4本イカリに変えたいと思います。
前回と大きく変えたのは、イカリの位置を尻ビレから1cmの位置にしたことです。
前回は正直尻ビレから5cmぐらいにしていました。
今回は瀬田さんの方法で調整しました。
単純に鮎の大きさに応じて、逆さバリの位置を調整する方法です。
つまり大きい鮎であれば尻ビレ後方に打ち、小さい鮎は尻ビレ前方に打つとイカリの位置を調整できます。
これはなるほどと思いました。
鮎道具の所感
最後に購入したものの所感を書きたいと思います。
竿ですが、もちろん昔の竿よりも軽くて使いやすかったです。
前回は次の日腰が痛くて仕事になりませんでしたが、今回は次の日でも筋肉痛のみで済みました。
個人的には竿が柔らかすぎるような気もしました。
竿が柔らかい方が鮎は疲れないみたいですが、鮎の操作が初心者には大変な気がしました。
と言っても他の竿をほぼ使ったことがないのでそれほどわかりませんが。
あとは、軽いと言っても重いです。
8.5mで255gですが、竿を立てたまま仕掛けを変えるのは辛かったです。
高級品は9mで200gみたいなので、50g重いのはでかい差かもしれません。
前回思ったのが、タモが使いにくいことです。
と言っても50年前のタモなのでしょうがないですが、網目が小さいのが欲しいです(鮎4匹入っている画像の茶色いタモを使っているので、イカリが絡みます)。
狙っているダイワのタモは4万円前後だったので、これは来年購入できればと思います。
あとはタモを携行する部品(鮎ベルトなど)がないため大変でした。
前回は地面に置いておいて、釣れたり囮を交換するときに拾いに行って・・・みたいな感じだったので、タモを無くさないものを準備しました。
これは無くさない点では安価で優れていると思います。
ただ、そのまま吊るすことができないので、タモを差しておく道具がないと意味はないと思います。
そう考えると、渓流釣りで使っている強力マグネットの方が使いやすくは感じました。
友舟ですが、言う事なしです。
中身は大容量、機能性も抜群、使いやすいです。
ただ、私の腕が追いついていないので、こんな大きいのはいる?という感じです。
鮎釣りを始めたばかりの人は、5L前後の友舟で良さそうです。
大会を目指すなら最初からあってもいいかもしれません。
目印なら使いやすさに違いはないだろうと思っていました。
ですが、このマーカーは細すぎて使いにくかったです。
さらに繊維質で、結ぶのも大変でした。
もっと使いやすそうなものはたくさんあるので、今後はそちらを買いたいと思います。
前回、至る所に仕掛けを引っ掛けていたので、今回の釣行でも何度か役に立ちました。
ただ、自分は普段バックの中に封印しているので、ベストから吊るすようなマグネットリリーサーは欲しいと思います。
引っかかった時に、わざわざバックの置いている拠点に戻り〜というのは大変でした。
ハリ外しとしては非常に優秀でした。
どの釣りにも持って行こうと思います。
鼻カンとハリスのセットですが、使いやすさはかなりありました。
特に逆さばりが黄色なので、外れているかの確認が遠くから簡単にできたのがありがたかったですね。
前回は鮎を引き上げて確認だったのですが、今回は岸の近くまで連れてきて目視で確認したので鮎は弱りにくかったです。
鼻カンが少し大きい気がするので、ワンサイズ小さいものがいいのかなとも思いました。
ただ、6個セット中2個が不良品でした。
1個は逆さばりが折れており、1つは曲がっていました。
2/6で不良だと辛いですね。
今後も買いますが、あまりにもひどかったら他社のを使いたいと思います。
とにかく軽いです。
ただ、紐が足りないので、紐は新たに買ってもいいかもですね。
紐が短く強く結べない→砂が大量に入って大変→足が痛く集中力半減という流れでした。
以前はダイワの2万円程度のウェーディングシューズを使っていました。
頑丈の反面、非常に重く、次の日はヘルニアが悪化し何もできない状態でした。
今回使った靴は軽い反面、密閉度が弱いです。
値段は1万円ちょっとなので、値段相応かもしれませんね。
そこそこ滑るので、苔が多い川は危険そうです。
足腰に不安がある方や年配の方は、素直にアユタビが良さそうです。
日本一位に三度輝いた瀬田さんの本です。
全ての鮎釣り初心者はこれを読んだ方がいいと思います。
というぐらい、全般的に読みやすいです。
ただし、接続について、鮎釣りを全く知らない人が読むと説明がわかりにく場所があります。
それはwebサイトを調べればいいのですが、完全な初心者の人がメタルラインの仕掛けをこの本だけで作るのは難しそうです。
私は編み付け器を持っていないので、それを買わないとできないのかなどが分かりませんでした。
基本の攻め方、鼻カンをつける時の逆さばり、ハリスの持ち方、おすすめの鮎道具、仕掛け、鮎の投げ方、重りの使い方は書かれています。
ですが、初心者の人がどう釣るかはほぼ書かれていません。
「瀬肩で石の裏の白泡を引っ張る」という内容だけなので、私はわかりませんでした。
この釣り方に関して、引き釣りなのか泳がせ釣りなのか、さらに仕掛けの記載がなく、今日、引き釣りでやっても鮎が沈まず釣れませんでした。
そのことから、もしかしたらメタル仕掛けなのかなとも思いました。
初心者が最初の一匹を釣る部分は分かりにくかったので、その部分は鮎釣りをやっている人に教えてもらわないと厳しいかもしれません。
全体的に非常に分かりやすかったので、今のところ一番おすすめの鮎釣りの本です。
私は将来、鮎釣りの大会に出たいと思っています。
そのために、どのような釣り方が今の流行りなのか、どのぐらい釣れれば大会で勝てるのかなどを知るために購入しました。
まず一番素晴らしかったのが、全国レベルの方の仕掛けがわかることです。
それがわかることで、今の流行のようなものが見えてきました。
私の所感では、ラインはメタルが主流、最近は水中糸が長めみたいですね。
他には優勝者の釣り方のテクニックが載っているので、どうやって釣っているかが分かります。
私は全く鮎釣りを知りませんでしたが、泳がせ釣りでは勝てないことが分かりました。
泳がせ釣りでは、1日20匹ぐらいが精一杯な気がします(場所によるとも思いますが)。
ですが、大会では、多くて2時間で40匹、90分では最高30匹ぐらいということもわかりました。
つまりコンスタントにそのぐらい釣れれば大会でも勝てる見込みがあるということです。
まずは1日10匹、最終的には1時間10匹を目指したいと思います。
1つだけ残念だったのが、天井糸と水中糸のジョイント部分の解説がありません。
私は天井糸にPEライン、水中糸にメタルラインを繋ぐ予定です。
先ほどの瀬田さんの本では、ジョイントはオリジナルのものを使っているということでした。
そのためジョイント部分をどうすればいいかわからないのだけが不満です。
と言ってもジョイントは気にしなくていいのかもしれませんが。
とにかく全国大会の情報がわかるだけ、価値のある本でした。
鮎釣りの記録
1回目:2015年8月中旬:1匹:約3時間
2回目:2023年6月中旬:1匹:約8時間(9時~17時):水位0.2m
3回目:2023年6月中旬:4匹:約5時間(10時~15時):水位0.24m