みなさんこんばんは。
今回はネットフリックスで放送されている猫イジメに断固N0!虐待動画の犯人を追えを観た感想です。
日本でいう鬼女が、相手をどのように追っていくのか興味を持ったからです。
ちなみに鬼女とは、いじめ報道なので非道なことをした氏名非公開の人間に憤り、色々な情報から個人情報を明らかにする人間たちを指します。
以前観た内なる殺人者:アーロン・ヘルナンデスの素顔のように番組のエピソード数は多くなく、3つのエピソードでそれぞれが60分ほどの作品です。
以下あらすじです。全くネタバレしたくない人は気をつけてください。
一番最後のネタバレについては書いていません。
あらすじ
物語は回想形式で進んでいきます。主人公は主に、女性のディアナと男性のジョンです。
エピソード1
ディアナ視点から物語は始まります。
ディアナがある動画を観ます。その動画は、ある部屋で男が子猫を圧縮パックに入れ、真空状態にして虐待(殺害)するものでした。
その動画を観た人間達は、この動画の犯人を明らかにしょうとFacebookグループをつくります。
部屋の状況から、それはどこそこだ、言語からロシアじゃないかなどと議論をしますが、結局居場所は特定できません。
すると、また新たな動画が投稿されます。
それは、死んだ子猫で遊ぶ男の姿でした。
その動画を頼りに、どうやら北アメリカの人間らしいという情報を掴みます。
動画に反発して、ついに大手の動物虐待反対の団体も加わり、一気に情報が拡散されていきます。
それに伴いFacebookのグループも広大なものになります。
その後、Facebookで気になる投稿を見つけます。
リンクを貼った動画で、子猫をケージに入れ火をつける動画です。
そのアカウントに質問をすると、「猫を殺す」との返信が。
情報網を頼りにFacebookの人間が明らかになりました。
住んでいる場所は南アフリカの国、ナミビア。
元々最初からFacebookグループで捜索していたディアナたちは、北アメリカじゃないのかという意見を言いますが、怒り心頭の人には届かず。一斉にネット住人の攻撃がその男性に向きます。
その男性は、命を経つ結果になりました。どうやらうつ病で、動画に感化を受け、同じような動画を投稿したとの話です。
話は変わり、捨てアカから人物名が送られてきました。
その名も、ルカ・マグノッタ。
その人物は全国を旅しており、多くの写真を残している人物でした。
どうやらカナダの番組でオーディションを受けてもいて、かなりのイケメン。
そんな人物が子猫を虐待するだろうか?
あるとき、ディアナと協力している男性、ジョンが不可解な点に気づきます。
どうやら誰かが顔をルカにして、あたかも旅しているかのように写真を投稿しているようです。
ルカ・マグノッタについて調べていると、トロントの紙面に載る記事を発見します。
カナダで有名な殺人鬼夫婦がいます。夫妻の妻の名は、カーラ・ホモルカ。
ルカ・マグノッタは、その旦那と間違われ、人生が破滅に追い込まれていると主張していました。
しかし、彼は注目を浴びたいだけの人間だとディアナたちは気づきます。
ジョンが住所を特定し、トロント警察に通報し、動画が撮影されたであろうアパートを尋ねるとすでにルカ・マグノッタはいませんでした。
しばらく投稿がなく平和な時が続きますが、次の猫を棒にくくりつけ、浴室に沈め窒息死させる動画が投稿されます。さらに別の動画では、子猫をニシキヘビに食べさせる動画を投稿します。
犯人は、ムーアズ殺人事件に因んで犯行を進めているようです。
メディアも注目した件で、捨てアカからルカ・マグノッタがイギリスにいるとメディアに連絡がきます。
ルカ・マグノッタに取材しますが、ルカ・マグノッタ本人は違うと主張します。
その後、メディア宛てにムーアズ殺人事件で被害者となった子供の名前で、「誰も僕にたどりつかない、次回は人間だ」といった内容のメールが届きます。
またある日、捨てアカから連絡が。
そのアカウントが高評価した動画は、ディアナが勤めるカジノの動画でした。
つまり、お前の場所は分かっているとの脅迫でした。
時間が経ち、ある夜メッセージが届きます。
「この動画はルカ・マグノッタじゃないか」といったメッセージに従いその動画を見ることにします。
エピソード2
男がアイスピックで男を刺す動画が投稿されました。
この異常事態に、問題の動画について警察署に届け出ます。
これで犯罪が終わるかと思いました。
しかし、現状、進展はありませんでした。
そこで、ディアナとジョンは今までの情報を洗い出すことにしました。
するとある画像から、ルカ・マグノッタがモントリオールにいたことがわかります。
ある時、モントリオールで、切断された後がある遺体が見つかります。
また死体の一部は、カナダの政党本部に送り付けられる悪質ぶりでした。
ディアナは、ルカ・マグノッタを捕まえようと、事件前のルカ・マグノッタの動きを調べることとしました。
ルカ・マグノッタは特定の言葉を多用することがあったので、彼の事件前の動きについて調べることができました。
そして、ついに、カナダ警察の捜査で、ルカ・マグノッタが指名手配されました。
その後、モントリオール警察への情報の提供にディアナたちは協力することとなりました。
エピソード3
ルカ・マグノッタの母の反論から始まります。
「学生みたいに騒いでネットで他人を攻撃する」「責任があるのは別の人間よ」
カナダ警察の調べで、ルカ・マグノッタはフランスに行ったことが判明します。
フランスの警察が捜索するも、ルカ・マグノッタの居場所はつかめません。
ルカ・マグノッタの母親の話から、マニーという男の存在が浮かび上がります。
ルカ・マグノッタが男娼として働いているときに知り合った男が、残虐な行為をさせていると。
また、弁護士にも、当時のルカ・マグノッタがマニーという男に強要されていると訴えをしていました。
事件は急展開を迎えます。
ドイツのネットカフェで、ルカ・マグノッタが逮捕されたのです。
ということで、ここから先、興味がある人は、自分の目で結末を確かめて下さい。
感想
非常に興味深く観れました。
残虐行為ということで、あまり見たくもなく、ドラマ様に調整してあったので見ることができました。
最初の物語の主人公は、ネットで活動をしているディアナとジョンです。
日本の鬼女にもつながるような、調査ぶりで猫虐待の犯人を調べます。
この展開が非常に興味深く見ることができました。ただ、残念なことに、エピソード2や3では、ほとんどメインは警察になってしまうので、その点は、エピソード1から面白さが減速してしまい、普通の警察物のドラマになっていました。
ただ、ディアナがモントリオール前のルカ・マグノッタの動きを調べる手腕は素直に驚きました。
しかし、全体を通して、猟奇的な殺人犯を追っていくエピソードには先が気になるという魅力がありました。
ルカ・マグノッタは映画好きということで、エピソードの随所で映画が出てきます。
これが、ラストにもつながっていたり、殺害するときに映画のワンシーンを使ったり、メディアへのメールの文章にも使われており、まるで映画のような犯人に驚きました。
エピソード3に出てくるマニーも曲者で、ルカ・マグノッタが虐待されていたと聞いて、ルカ・マグノッタに同情してしまいました。マニーという人物が悪者で、母親も真の犯人を探すようにといいます。
また、マニーも映画に関わっているのですが、最後の展開は鳥肌が立ちました。
私自身、子供の頃から、世界丸見え特捜部や奇跡体験!アンビリバボーが好きだったので、非常に興味を持って猫イジメに断固NO!虐待動画の犯人を追えを観ることができました。
いつの時代でも猟奇的な殺人者がでますが、映画との関係もあり、驚きを感じました。また、時代が変わり、世界に殺人を発信できる環境もあることから、愉快犯も誇示しやすくなったようにも感じます。そのような点で、猫イジメに断固NO!虐待動画の犯人を追えは私に興味と衝撃を与えたドラマでした。