みなさんこんばんは。
今回は「面白い!」のつくり方を読んだ感想です。
(2019年出版)
「面白い」本が書けたら嬉しいです。「面白い」ブログが書けたら嬉しいです。「面白い」人間になれたらもっと嬉しいです。
ところで「面白い」とは何なのか、どうやって作るのか、それを知るため読むことにしました。
以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。
著者は?
著者は岩下智氏です。
1979年生まれ。電通に入社以来、webサイト、アプリ開発、プロダクトデザインなど広範な仕事に携わりつつ、自分でイラストや漫画なども書かれています。
主な仕事に「Honda FIT」や「KIRIN のどごし 夢のドリーム」などがあります。
印象に残った内容は?
面白いとは何か、どうやって面白いを作るのか、面白いの役目とは何か、本書でまとめています。
共通の関心ごと
例えば、打ち合わせの冒頭に、最近話題になったニュースの話をしたりします。いわゆる落語の「まくら」のようなものです。特に相手との関係がそれほど親密でない場合や、単純に話題に困ったときなど、とりあえず時事ネタから入ってみると、意外と打ち解けられたりするものです。それは、ニュースというものが「みんなの共通の関心ごと」だからです。
「面白い」とは共感できることであると、本書籍の中で述べられています。
その中の時事の話題の例ですが、何故時事ニュースの話をするかですが、共通の関心ごとだから面白いというものです。
よくある滑る話として、内輪ネタがあります。内輪なら面白いですが、外部の人間には何も面白くありません。共通の関心ごとは、一つの面白いというキーワードです。
面白いの作り方
- 「余裕」を持つ
- 「よそ見」をする
- 「観察」する
- 「法則化」する
- 「表現」する
筆者が独自に組み立てた「面白い」を作るプロセスです。
余裕を持つというのは納得でした。忙しい仕事の毎日で新しいことを作れと言っても出てきません。その分、旅行など、ゆっくりできる時に限って、面白いアイディアが出てきます。
本書では、アイディアについて、ジェームス・W・ヤング氏のアイデアのつくり方の内容、「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」という言葉についても紹介しています。
私もこの書籍は買いました。表紙には、ホームレスで炎上したDAIGO氏が推薦で載っています。
アイディアは既存の要素を組み合わせます。つまりは、知っていることも一つの重要なファクターです。
余裕を持ち、情報を収集し、表現していきたいと思いました。
法則化
その法則は、
「A」を「B」すると面白くなる。
というものです。
先ほど紹介した、4番の法則化です。
面白さを法則化すると、汎用性が上がるということです。
何点か面白い写真が載っています。例えば、鳥の形に似た鳥の唐揚げですが、それを分析すると「できあがったもの」が「その素材を想起させる」と(皮肉的な)面白さになる。という結論に至りました。
このように面白いを解析すると、他の物事に応用できます。
面白いという抽象的なものを分析し、他に使えるようにするのは非常に有効な手段だとわかりました。
アクションプラン
次に、私がこの本を読んで行うことについて書きます。
以下の三点です。
- 余裕を持つ
- 情報を大量に集める
- 視点をずらす
私自身、忙しくなると何もできなくなってしまう性格です。
毎日自分にノルマを課し、毎日15時間椅子に座って作業することを義務化し2年間続けたところ、ヘルニアになり椅子に座ることが困難になりました。
この経験をしたため、余裕を持つことで何か面白いことを吸収できるようにしたいと思いました。意識的に、1週間に1回ぐらいは何もしない余裕を持ちたいと思います。
今、小説を書いています。31歳になり、始めたので、なかなかうまく行きません。先達たちの力を借り、書籍を読み勉強したいと思います。
視点をずらすですが、本書後半に記載してありました。例えば、木を書くというと、普段私たちが思い浮かべるのは、横から見た木のシルエットです。しかし、太陽から見ると木は円形のような形になります。また木は太陽の光を効率的に受けるため、枝が重ならないように伸びていきます。このようなことを意識すると、横から見た木のシルエットという固定概念から離れることができるかもしれません。視点をずらすは、アイディア創造で意識していきたいと思いました。
感想
面白いについて、そもそも面白いはどういうことか、考え方、将来の展望についてまで書かれています。
私が重要だと思ったのは、印象に残った内容でも書いた、余裕を持つこと、法則化することです。
これをすれば、今よりも面白いアイディアが思いつきやすくなると思いました。
筆者は子供がいて、子供を先生にするのも面白いと書かれていました。
子供の面白いというのは、大人とは違う感性で、世の中を捉えています。
例えば、筆者が紹介していたのは時限爆弾の遊びです。
箱の中に、時間をセットしたタイマーを入れます。
その箱を渡し合い、タイマーが鳴ったら爆発で負けになります。
このように、子供たちは遊びの天才です。
大人になっても、つまらない仕事を子供の視点で面白くするのも非常に意義があることだと思えます。
仕事はつまらないものという先入観がありますが、面白くしても問題はありません。
もちろん、面白くできないものもあるかもしれませんが、余裕を持ち、考える意識が重要に思えます。
私自身も、捉え方を変えられるように努力していきたいと思います。