週40時間の自由をつくる超時間術を読んだ感想

みなさんこんばんは。

 

今回は週40時間の自由をつくる超時間術を読んだ感想を書いていきたいと思います。

 

以前読んだ最短の時間で最大の成果を手に入れる超効率勉強法という本があまり納得できなかったので、メンタリストのDaiGoさんを敬遠していたのですが、表紙に惹かれて読むことにしました。

 

以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。

内容は?

今まで日本人が勘違いしていた時間にまつわる3つのことが最初に紹介されます。

  • 物理的な時間がない
  • やるべきことが多すぎる
  • 忙しい人は仕事ができる

 

次に時間感覚を正す方法、職場での時間汚染を防ぐ方法を紹介しています。

最後に8週間プログラムとして、自分の時間を取り戻す方法について提案されています。

 

印象に残った内容は?

知らなかった重要な内容が多数ありました。

 

忙しい人ほど脳の機能が低下している

  • 週の労働時間が30時間を超えたところから、認知機能にマイナスの影響が出始める
  • 週の労働時間が60時間より多いと、普段はまったく働いていない人と同じぐらい認知機能が下がる

私たちの頭は、仕事をすればするほどうまく働かなくなっていきます。研究チームの推定では、女性は週22~27時間の労働がベストで、男性は週25~30時間の労働がベストだそうです。

通常日本では、週40時間+残業が基本ですが、それでは脳の機能が低下するそうです。

効率的に賃金を稼ぐように、働く時間は少なくさせる必要があります。

 

ゴールコンフリクトを正す

実は心理学の世界では、この状態こそが「時間不足」の感覚を生み出す最大の原因だと考えられています。このような問題を、専門的には「ゴールコンフリクト」と呼びます。その名の通り、目標(ゴール)が衝突(コンフリクト)しあった状態のことです。

ゴールコンフリクトの3パターン

  1. わかっているけどやらないコンフリクト
  2. 思い込みコンフリクト
  3. 無知コンフリクト

いくつか目標が重なり、自分が目標がぶつかっていると思うと、時間感覚に悪影響が出ます。

一方で、自分の時間感覚を取り戻すには、ゴールコンフリクトを正すのが良い対策です。

 

上記3パターンが、定番のパターンです。

これらを認知することで、時間感覚を正すことができます。

 

ToDo管理はインデックスカードで

100円ショップなどで小さなインデックスカードを大量に買い込み、その日にやるべきことを1枚にひとつずつ書き込む方法です。

あとは、そのカードを1枚ずつ見ながら、やるべきことをこなすだけ。作業の優先順位が変わったら、カードの順番を並べ替えていきましょう。

また、インデックスカードのように物理的なものを使うと、スマホのアプリを使うよりも、脳が「ここに必要な作業がまとまってる」と安心する効果得られます。これもまた脳のパニックを防ぐのにとても効果的です。

こちらは実際にできそうな方法です。

紙に一つずつやることを書くことで、見える化を進め、さらに優先順位も簡単に変えることができます。

 

これは非常に楽に脳内を整理できそうなので、使用していきたいところです。

 

親切は1年に100時間まで

  • 年に800時間のボランティア活動をした人
  • 年に100時間だけボランティア活動をした人

の2グループを比べたところ、「年100時間」の人たちの方が幸福度が高く、ストレスにも強い傾向がありました。

ボランティアに興味がありますが、週2時間までに押さえた方が幸福度が上がるそうです。

あまり人生の大半をボランティアに捧げるのはよくないようですね。

 

正しくスモールゴールを作る3つのポイント

どんなに小さな目標でも、毎日着実にこなすたびに、あなたの時間感覚には余裕が生まれていきます。

うまく「スモールゴール」を作るためのポイントは、次の3つです。

  1. 最長でも20分で達成できるゴールを作る
  2. 成功率が80%ぐらいの目標を心がける
  3. 自分の達成度を記録したノートを作る

短時間の目標を立てる、適切な難易度を設定する、自分がどれだけスモールゴールが達成できたか記録することが重要ということです。

 

グリーンエクササイズを始めよう

「自然」は時間の余裕を生み、生産性を向上させる。まずは、1日60秒の動画タイムから始めよう。

自然には、時間不足の感覚を癒す効果が高いことが、近年の研究結果から分かったそうです。

自然が時間の余裕を生むのは、私たちの心が日常から切り離されるからとのことです。

自然の動画を見るだけでも効果があるそうなので、毎日60秒でも動画を見たいところです。

 

感想

非常に有益となる情報が多かったです。

ただ、逆に情報が多すぎたので、頭の中に残りにくかったので、何度も読み必要があるように感じました。

 

例えば、冒頭で紹介している3つの勘違いです。

  • 物理的な時間がない
  • やるべきことが多い
  • 忙しい人は仕事ができる

 

これらは全て間違いであることが、研究によって証明されています。

    ゴールコンフリクトでは、目標が重なることで、時間に追われている感覚に襲われます。
    確かにやることがたくさんあると、それだけで時間がなくなって切羽詰まった状態になってしまいます。
    それらについて原因と対策が書かれているため、面白く読めました。
    ただ、新しく知った情報が多かったので、中々頭に定着はしませんでした。
    今後も定期的に読んでいきたいと思いました。