孫子に経営を読むを読んだ感想

みなさんこんばんは。

 

今回は孫子に経営を読むを読んだ感想です。

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最近、武経七書を学ぶことを目標にしているので、孫子を平易に書いてあり理解しやすいことを期待して読みました。

以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。

 

 

著者は?

著者は伊丹敬之氏です。

日本の経営学者で、国際大学の大学学長です。経営に関する書籍を多数上梓しています。

 

印象に残った内容は?

孫子の内容を読み解き、経営に落とし込んで説明している書籍です。孫子の引用、孫子の内容の理解、実際の経営例という順に紹介しています。

 

勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求む

勝利をまず得てから戦争をする、という言葉が分かりにくいために、妙な言葉に見えてしまう。しかしその意味は、勝てる態勢や状況をまず作ってから、実際の戦闘を始めるべし、ということである。

中々に含蓄を含む言葉です。

筆者は、織田信長の例を挙げ、桶狭間以外は必勝の形で臨んだと説きます。

 

また孫子の「勝を見ること衆人の知る所に過ぎざるは、善の善なる者に非ざるなり。戦い勝ちて天下善なりと曰うは、善の善なる者に非ざるなり」を引用し、人目に触れず、美談もなく着実な経営が企業の戦略とも考えているようです。

私自身、勢いでやってやれという形も多いので、勝ちやすい形を描いてから行動も大事だなと改めて思いました。

 

感想

孫子の言葉を引用し、経営に落とし込んでいる本です。

構成は非常にわかりやすいと思うのですが、内容があまり入ってきませんでした。

 

筆者自身もあとがきで

だから、私の読み解きが「妙に小むつかしい」と感じる方もおられたかもしれない。それには、「まあ、伊丹だから仕方ありません。これは、伊丹の孫子本です」とお答えするしかない。

とも語っています。

まだまだ孫子の本が読み足りない私には、この本はまだ早すぎたと感じました。

経営を知っている人間や孫氏を知っている人間なら、もう少し読めたのではないかと思いました。

 

私自身「子むつかしい」といった感想です。