みなさんこんばんは。
今回はスターバックスを世界一にするために守り続けた大切な原則を読んだ感想です。
(2009年出版)
スターバックスといえば、世界的な大企業です。その元社長の信念を知るために読むことにしました。
以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。
著者は?
著者はハワード・ビーハー氏です。
1989年にスターバックスにシニア・エグゼクティブとして入社。当時は28店舗しかなかった。1996年から2008年まで取締役務めた。
翻訳は関美和氏(1965年生まれ)です。モルガンスタンレー投資銀行を経てクレイ・フィンレイ投資顧問東京支店長を務める。
印象に残った内容は?
スターバックスの社長を務めたハワード氏が、リーダーシップとして重要な10つの項目について、実際に起こった事例を交えて紹介しています。
目標の立て方
目標は感情に訴えなければならない。目標を立ててうまく行かないのは、思い入れがないからだ。気持ちが高まるような、意義ある目標を掲げよう。あなたの心の琴線にふれるものにしよう。でなければそれをリストから外そう。
目標の立て方についてです。
実は図書館で借りたのですが、この項目だけ棒線が引いてありました。確かに強調するべき点だと、私も納得しました。
目標を立てることは重要ですが、それがやる気になるものでないと実現は難しいと思います。そのためにも、感情に訴えるような面白い、やりがいのある目標を立てるべきだと思いました。
掃除をする人がほうきを選ぶべきだ
ほうきの例をとれば、備品の見積もりに慣れた購買部が、会社で何本のほうきが必要かを把握し、五、六種類のほうきを選ぶことはできるだろう。だが、そのほうきを実際に使うわけでもない購買部の人間が、どうして最終的な決断を下すことができよう?ほうきを使う人間が、どれを購入するかを決めるべきだ。
会社で働いている時に思いましたが、これも納得です。
会社が大きくなるほど部門が増え、許可をとるのも大変になります。本書の内容では、購買部の人間が、現場の購買品を決めるべきではないと主張しています。
家族の関係では、子供が使うものを親が決めることもあると思います。
現場が決めること、つまり本人の行動を尊重できる人間になりたいと思います。
感想
元社長がどのような信念で会社を経営したかわかる書籍でした。
本書籍では10個の項目について紹介しています。以下に挙げます。
- 自分に正直になる
- なぜこの会社で働くのか
- 自主的に考える
- 信頼を築く
- 真実に耳を澄ます
- 責任をもつ
- 行動する
- 困難に立ち向かう
- リーダーシップを発揮する
- 大きな夢をもつ
実際にあった実例を交えつつ説明しているので面白く読めました。
クレームがついた時どのように反応したのか、テナントの交渉している時に急に相手が反対して問題化したときにどのように対処したのか、殺人事件でスタッフが亡くなった時、会社としてどのように対応したのか、非常に興味深い話が多かったです。
会社を経営している人だけではなく、よりよい会社づくりをしたい人なら、誰でも読む価値はあると思いました