ストーリー世界の作り方を読んだ感想

みなさんこんばんは。

 

今回はストーリー世界の作り方を読んだ感想です。

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(2014年出版)

 

小説を書く参考にするため、読むことにしました。

 

以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。

 

 

著者は?

著者は野村カイリ氏です。

ストーリーの作り方キャラクターの作り方などの著書があります。

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印象に残った内容は?

ストーリーを構成する世界の作り方について書かれています。

 

世界を構成するもの

わたしたちが暮らすこの世界にも時間があります。同じようにストーリー世界にも時間があります。

すなわち世界は、以下のように3つの基本要素で出来ているのです。

空間+存在+時間=世界

空間、存在、時間があれば世界を構成できます。

上記要素は最低限です。しかし、これらの項目に肉付けしていくことで、自身の世界を魅力的に構成できます。

まずは、空間、存在、時間について考えましょう。

 

空間を特徴づける

砂しかない広大な空間。降雨がほどんどなく、昼間は太陽の光と熱が容赦なく降り注いでいる。植物も動物も見当たらず、夜は震えるほどに寒くなる。

さて、この空間を何と呼ぶでしょうか?

こう質問すれば、十中八九は「砂漠」と答えが返ってくるかと思います。逆に「砂漠」とはどんな空間かと尋ねたなら上のような特徴が答えられることになります。

このように、砂漠であれば砂だらけとか、雨が降らないといった、

空間をその場所たらしめている事物=その空間ならではの特徴。

が存在しています。

自然条件は、容易には作り直せません。そのため、自然条件=その空間というほど、空間と一体になっています。

ストーリーを盛り上げるためには、特徴的な空間が必要です。いわゆるベンチマークといった要素ですが、そのような空間の作成も、意識したいと思いました。

 

ストーリー作り

適当なところまで作業が進んだなら、3度目の「調整」と「ストーリー作り」を行います。そしてまた「発想」と「世界作り」に戻ります。

作業が進んでいけば、やがては「世界作り」と「ストーリー作り」を区分けせずとも、両方の作業を同時並行的に進めることになるでしょう。

さらに進めば、主導的な作業は「世界作り」から「ストーリー作り」に移ります。ストーリーを研ぎ澄ませることで、世界を修正したり、要素を付け加えたりすることになります。

ストーリー作りの一例が書かれています。

私は小説作り初心者ですが、何度も世界やストーリーを修正するのには驚きました。

常に良いストーリーや世界を作るという意識が、重要に感じました。

 

感想

ストーリー世界の作り方について書かれた書籍です。

本書籍では、世界を作ってからストーリーを作る方法と、ストーリーを作ってから世界を作る方法についても書かれていいます。

 

私自身、ストーリーを作ってから世界を作る派だったので、自分と違う考えを知れたのは面白かったです。

 

また、歴史上のモデルから、世界を作る方法も紹介されていました。

何個も国を作ると、自分でオリジナルを作るのはほぼ不可能だと思います。

 

小説など、世界を作ったことがない人は、読む価値がある書籍だと思いました。