ハーバード×MBA×医師 目標を次々に達成する人の最強の勉強法を読んだ感想

みなさんこんばんは。

 

今回はハーバード×MBA×医師 目標を次々に達成する人の最強の勉強法を読んだ感想です。

目標を次々に達成する人の最強の勉強法 ハーバード×MBA×医師 / 猪俣武範 【本】

ハーバード、MBA、医師といったハイスペックな単語が並んでおり、そういった人に近づくためにはどうすれば良いか気になったため手に取りました。

 

内容としては、勉強法として、目標設定の技術や時間管理、成長し続ける技術といった項目で、全72項にまとめられています。

また文中にコラムとして、世界で活躍する人とのインタビューについても記載されています。

 

以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。

著者は?

著者は猪俣武範氏です。

2000年順天堂大学医学部医学科入学後、2012年より米国ハーバード大学眼科スペケンス眼研究所へ留学。2015年米国ボストン大学経営学部Questrom School of Business卒業(MBA)された方です。

 

印象に残った内容は?

競走ではなく、共走を目指す

ゼロサムゲームとは、勝者と敗者の合計が常にゼロとなることを指します。例えば、株式の世界はゼロサムゲームです。株で得をした人の合計は常にゼロになるからです。~中略~

しかし、私たちの生活する社会では、それぞれ微妙に異なる分野で競争しています。この場合は、完全なゼロサムゲームではなく、Win-Winの関係も生まれます。

これについては私も思っていました。例えば、家電販売店を集約して建造することで、それぞれの店の売り上げが上がったりします。Youtubeでも似たようなジャンルは取り合いにはならずに、インプレッションされることで似たような動画の再生数が伸びます。

そのように共に手を取り合うことも重要なことだと思います。著者は、協力や献身も成長に必要だと説いています。

 

10-Kを読んでリーディングスキルを鍛える

10-Kは米国の証券取引所に上場する企業が、株主に向けて作成する業務報告書のことです。10-Kには企業の最新情報が凝縮されていて、下手なビジネス書を読むよりも勉強になります。

決算のデータや会計用語など必要な知識がなければわからないところも確かにありますが、そのほとんどは、世界中にいる様々な人種の株主にも理解できるよう、平易な英語表現で書かれています。しかもインターネットで「企業名」+「10-K」と検索すれば、無料でPDFファイルをダウンロードして読むことができます。

このテンケーを読むことで、ビジネス英語の勉強になります。少し読んでみましたが、好きな企業のテンケーなら興味を持って読み進められます。

私はゲームが好きなのですが、カプコンのテンケーは読みやすかったです。表紙はモンスターハンターが彩り、カプコンの歴史についても学べます。好きな企業のテンケーを読めば、ビジネス英語のスキルは必然的に伸びるような気がします。

 

成功体験でモチベーションを保つ

ハーバードビジネスレビューのTeresa M.Amabileらは4ヶ月間、1日の終わりに、仕事で感じた感情や職場の雰囲気とモチベーションの関係を調査しました。7つの会社、26のプロジェクトチーム、238人が参加したこの研究では、職場の環境を楽しく感じることや同僚のポジティブな評価などが仕事の生産性を上げ、パフォーマンスを上昇させることを明らかにしました。

そして、前の日の仕事で感じた感情は次の日のパフォーマンスにも影響を与えることが分かりました。

さらに幸いなことに、この研究からは小さな進歩であってもモチベーションを高く保ち、良い成果を上げることが分かったのです。

最も大切なのは、「着実に小さな勝利や進歩を積み重ねる」ことです。

自信を持つのがやはり大事ということですね。プロになった人もうまくいった経験から、そちらの方向に進むことを決めたと思います。負けてばかりいたら、自分に自信は持てないと思います。

子供の成長も自信の積み重ねだと思うので、子供の学習の際は特に自信をつけさせることを意識させたいところです。

 

ファースト・ムーバー・アドバンテージを利用する

人と同じことをしていたのでは、競争優位に立つことはできません。チャンスは「人と違う」ことにあるのです。ビジネスで他社の二番煎じは通用しないことが明らかなように、目標設定でも、今まで誰もやっていないことに挑戦することに意味があります。

一番最初にやることは難しいことです。特に誰もやっていないことだと反対意見が出ます。その中で、その人たちと折衝しながら、目的も達成する。難しいですが、チャレンジすることで絶対に成長できます。いかに自分に理由をつけずに実施できるかが重要ですね。

 

限界を超える経験をする

自分の能力は、限界を超えることによってのみ、限界値を引き上げることができます。限界を超える経験をすることでしか、自分の作った限界を超えることはできないのです。

私も大学4年の時にこの経験をしたので、ちょっとのことでは動揺しません。当時、厳しい担当教官から「お前はカスだから、みそ君と呼ぶと」言われ、毎日朝9時30分から、朝5時まで研究に従事する期間がありました。

4時間ぐらいたたされ、「お前は必要ないから今すぐ屋上から飛び降りて死ね」と言われることもあり、当時は、毎日辛い想いでした。特に通学に往復3時間かかるので、睡眠は30分ぐらいしか取れず親にいつも「死にたい」と言って心配をかけました。

それでも負けずにやり続けた結果、奨学金返済免除や、次席での卒業、唯一男でその研究室の大学院を卒業できました。男でその大学院を卒業できた人間は私だけです。

今では、その担当教官とも仲が良いですが、当時の仕打ちは私の既成概念を壊すのに十分な効果がありました。限界を超えたことで、なんでもできるようになりました。

限界を超える経験は、幸せにクリエイティブに生きるためには必須だと思います。

 

異なるベンチマークを意識する

大きな成果をあげるためには、いわゆる成績を上げるということ以外にも「協力や貢献」といったベンチマークについても意識すべきです。~中略~

人は時として、目の前の試験勉強や仕事の業績に囚われるあまり、その他の経験を軽視がちです。成績や業績といったベンチマークも重要であることは確かですが、ときにはそこから目を離し、ボランティアやリーダーシップといった無形資産に注力することで、新しい価値を創造しましょう。

日本では、それほどボランティアや貢献などには重きを置かれていないと思います。アメリカでは、そういった活動が重要視されています。

私も、学校での成績が良いよりは、人間性が優れている方が価値があると考えています。時間があれば、ボランティアなどの活動に従事したいところです。ただ、ボランティアは年100時間の方が、1000時間活動したよりも幸福度が高い結果があるそうなので、ボランティアだけに入れ込まないようにしたいですね(週40時間の自由をつくる超時間術に記載)。

週40時間の自由をつくる超時間術を読んだ感想

 

感想

非常に読みやすいと感じました。

 

多くのビジネス本を呼んできたので、書いていることは他の書籍とほとんど同じかと思います。ただ、テンケーを読むというのは、今まで見たことがなかったので、面白いと思いました。

 

結局、やることをきちんとやるかが重要に感じました。

成功している人は、目標を明確にして、無駄なことはせず、目標を最短で達成します。そういったことを強い心を持って行えるかが、人生の分かれ目だとも思いました。