みなさんこんばんは。
今回は利益を追わなくなると、なぜ会社は儲かるのか 社員が120%の力を発揮する最強の経営術を読んだ感想です。
タイトルに惹かれて読むことにしました。
以下、書籍より引用した文章については下記のボックスで囲みます。
著者は?
著者は坂本光司氏です。
日本の経営学者であり、今までに7500社以上にアドバイスを行なってきた経験があります。
印象に残った内容は?
会社経営について、人への面や、社員の心持ちなどの点から、実例を交えて紹介している本です。
言葉を直接伝えることが重要
顔を合わせて会話したり、メモ書きなどで用件を伝えることを面倒に感じて避ける風潮が強くなっています。
つまり、話すことと書くことが急速に「打つ」ことに替わってきているということ。これでは「言葉で伝える」機会がどんどん失われ、同時に、言葉を大切にする意識も文化も薄れるばかりだと危惧しています。
筆者は直接のコミュニケーションが重要と説きます。
一方で合理主義で知られる堀江貴文氏は、隣にいる人にもメールで指示を出していたといいます。
私自身、そうとう尖った人で才能があれば、メールを多様してコミュニケーションを疎かにしても良いのではないかと思いました。普通であれば、無難に直接のコミュニケーションを大切にしたいところです。
目的意識を変える
やはりタクシーに乗って、名所を案内していただきました。天満宮の参拝を終え、夏の暑い時期だったので木陰で涼んでいると、駐車場で待っているはずの乗務員さんが、ソフトクリームを2つ持ってきてくれたのです。
筆者が驚いたことです。
この乗務員さんにとって、タクシーは乗り物の手段ではなく、楽しみを提供する一つという捉え方なのでしょう。
以前、最強の独学術-自力であらゆる目標を達成する「勝利のバイブル」-を読んだ感想でも書きましたが、結果を残すには仕事の捉え方が大事かと思います。
ダメなタクシー運転手の人はタクシーで人を運ぶと考え、普通の人は人を必要な場所に届けると考え、優秀な人はタクシーを通して人に感動を与えることを考えると思います。
このように捉え方だけでも仕事への取り組みは変わるかと思います。
感想
利益を追う以外の点で、会社が何を目指せば良いかについて実例を挙げ、紹介しています。
会社も実名を挙げているため、経営者は参考にしやすいのではないでしょうか。
優秀な会社は、人を大事にしていることがわかります。
人を大事にといっても、顧客至上主義というわけではなく、従業員であったり、お客さんであったり様々です。
そういった点で、素晴らしい会社は何をしているかについて、わかりやすい本ではありました。
ただ、筆者が知らないふりをして、タクシーの運転手にテストをしたりしているのは、あまり良い印象ではありませんでした。
前回読んだ本の金がないなら知恵をしぼれ!ビジネス着想100本ノックほどではありませんが、筆者のこうするべきだという主張が気になりました。
ただ、経営に興味がある人は面白く感じると思います。